─ 輪の広がりが生み出す木陰のような空間 ─

早大理工学部の第62回理工展(2015年)において、設計から施工までの全工程を行い過去最大規模のパビリオンを制作した。

設計に関しては、理工展のスローガン「広がれ!理工の環」を象徴するデザインであること・人通りの多い中庭中心部の動線を阻害しないこと・15万円の予算を守ることが求められた。

理工展のテーマとなる輪を円弧で表現するとともに、早稲田理工キャンパス 52〜54号館の HP シェルの格子梁と呼応するデザインとした。
訪れた人がリズミカルな円弧によって不思議な浮遊感に包まれ、格子が光を細かく刻むことで、木漏れ日が溢れる木陰のような空間を目指した。

また、円弧が連続するデ ザインを効率的な合板の板取りに生かすことで、予算制約をデザインに転換することができた。

設計:杉 拓磨、平井 七々子、新田ベン
計画地:早稲田大学 西早稲田キャンパス
写真 : 倉本 敬子、杉 拓磨
掲載:ArchiDaily、designboom、Archello、建設通信新聞等

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