─ 寄植え教室と事務所のある家 ─

事務所や店舗など多様なプログラムが建具という装置により、関係性を調整しながら多様な繋がりを持てる空間を提案した。

伝統的な日本建築においては、建具によってもたらされる空間の変化が大きな魅力の一つである。建具は視覚的のみならず、温度・湿度や通気・光量など環境的側面の調節にも有効であった。今回の設計ではその魅力を継承しつつ、新たな空間性を思索した。

また、建築の構成上、必ず必要となる柱/壁を廃し、一部の建具を構造化した。
鉄骨造の柱を木で巻き、木製サッシと同様の意匠とすることで、「構造(柱/壁)がない」ように見える意匠とした。

計画地:神奈川県横浜市
規模構造:鉄骨造・地上2階
主要用途:二世帯住宅、事務所、教室
延床面積:261.5㎡

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